バナナ
■バナナ
アジアやラテンアメリカの熱帯域で大規模に栽培されている植物です。日本では、フルーツとして食されていますが、アフリカでは主食として栽培されています。
バナナには、甘みの強い生食用のものと、加熱用のものがあり、加熱用バナナは芋類に近い食感で、デンプン、繊維質、ビタミンAが豊富に含まれています。
生食用のものには、ポリフェノールが豊富に含まれ免疫のバランスを高める働きがあります。また、スジの部分に高い抗酸化力をもつ成分が含まれていて、ガン予防に効果があると言われています。最近、単体の栄養素だけを摂取するダイエット方法でブームになったバナナですが、アレルギー疾患にも効果が期待できそうです。
〈デンプン〉
種子や球根などに多く含まれている炭水化物(多糖類)。
光合成によって作られ、根・茎・種子・果実などに蓄えられている。
無味無臭の白色粉末だが、唾液中の消化酵素アミラーゼの働きにより、デキストリンやマルトース(麦芽糖)に分解されるため、噛み続けると甘味が感じられる。
動物の重要な熱量源で、消化によりグルコースに分解され吸収される。
〈食物繊維〉
食物に含まれている難消化性成分で、人の消化酵素によって消化されない成分。
くだもの、こんにゃく、海藻類に多く含まれている水溶性食物繊維は、食後の血糖値の急激な上昇を防いだり、コレステロールの吸収を抑制したりする。
野菜や穀類、豆類等に多く含まれている不溶性食物繊維は、大腸の働きを促す。また、がんの予防効果にも注目されている。
アレルギー対策としては、ダイオキシン類を吸着して排泄する効果に注目。体内からの排出速度を2〜4倍に高めることで、ダイオキシン類の健康に対する影響が防げる。
<ビタミンA>
脂溶性ビタミンのひとつ。肝油・卵黄・バターなどに多く含まれるほか、βーカロテンも体内でこれに変化する。食品で摂取するなら、どちらでも構わない。
ビタミンAが欠乏すると、骨・歯の発育不良や変形が起こる。感染に対する抵抗力の低下もおこり、皮膚の粘膜が乾燥したり、角質化することもある。
逆に、頭痛や脱毛など過剰にとりすぎることでおこる障害もある。
ビタミンAは高温で酸化・分解を受けやすく、油脂に溶ける性質がある。そのため、油を利用して調理したほうが摂取の効率がよい。
〈ポリフェノール〉
自然界のほとんどの植物に含有され、5000種類以上見つかっている。
光合成によってできる植物の色素や苦味の成分。
植物細胞の生成、活性化などを助ける働きをもつ。
香料や色素として食品、化粧品に使われていたが、動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用、ホルモン促進作用が向上すること医薬、健康補助の分野でも注目される成分。