コロナウイルスの影響でテイクアウトの注文を受け付けるサイトやアプリの数が増えてきました。
「今後もテイクアウト商品を求めるお客様が急増するのでは」と予想をする方もかなり多いですよね。
テイクアウト予約サイトやアプリへの登録を検討する飲食店も多いですが、ネックなのが「手数料」。
テイクアウト予約サイトへ登録するとだいたい手数料を支払わなければなりません。
また、サービスによっては初期費用・掲載料金・月額料金などもかかってきます。
サイトやアプリによって金額が異なるので飲食店オーナー様は1つ1つ確認しなければいけません。
中にはその確認作業が面倒で大手のテイクアウト予約サイトを選び手数料の高さにびっくりするオーナー様も…。
この記事ではテイクアウトの注文を受け付けるサイト・アプリ7個の手数料を比較しています。
テイクアウト予約サイトへの登録を検討している飲食店のオーナー様はぜひご覧ください!
Contents
テイクアウト予約サイトとは?
テイクアウト予約サイトとは持ち帰りの料理のみが掲載されたグルメサイトのことで、現在はスマホでも使えるようにアプリを用意しているサイトやサービスもあります。
顧客は料理の写真や説明文などを見て商品を購入し、料理を家で食べます。
飲食店へ直接取りに行くか配達サービスを活用するかのどちらかを選ぶことができますが、サイトやアプリによっては配達サービスを提供していないものもあります。
支払い方法は基本的に飲食店でテイクアウト商品と引き替えにお金を渡すかクレジットカード払いです。
飲食店側は会員登録後、飲食店や料理の情報を掲載できます。
注文が入ると知らせが届くので注文通りに料理を作り、お客様が来店したら料理を渡してください。
テイクアウト予約サイトを活用することで、「スムーズなやり取りができる」「注文のミスが少ない」「サイトに掲載することで飲食店のPRに繋がる」というさまざまなメリットがあります。
しかし、それと同時に「コストがかかる」「登録作業が大変」などのデメリットがあります。
特に、コストを抑え売上を上げたい飲食店にとって「コストがかかる」というデメリットは大きいですよね。
手数料・月額制度・掲載料金などを徴収されるケースが多く、テイクアウト予約サイトによっては金額・システムが異なります。
比較するサイトやアプリは7社
今回比較するテイクアウト予約サイトやアプリはこちらの7社です。
サイトだけではなくアプリからもいくつか選び比較してみることにしました。
・Uber Eats
・COTOL
・食べログテイクアウト
・テイクアウトアプリ menu
・テイクアウト.co.jp
・テイクイーツ
・PICKS
EPARKテイクアウトやUber Eatsはかなり有名ですよね!
利用したことがなくても、聞いたことある人やどのようなサービス内容なのかわかっている人も多いのではないでしょうか?
今回は上記7社の手数料・月額制度・掲載料金について調べ比較したいと思います!
他にもお金がかかりそうなシステムがあれば紹介するので、テイクアウト予約サイトを利用しようと考えている方はぜひ確認してみてください!
UberEatsの手数料
UberTetsはUber Technologies Inc(ウーバー・テクノロジーズ)という会社が運営しているテイクアウト注文アプリです。
本社はアメリカのシリコンバレーにあります。
飲食店側の手数料は売上の35%に設定されているため、売上によって金額が変動します。
注文金額×0.35=手数料
注文金額-手数料=売上
上記の式を使えば手数料と売上の計算ができます。
例えば、注文金額が3,000円だった場合、下記のような計算となります。
3,000×0.35=1,050
3,000-1,050=1,950
3,000円の注文を受けた場合、手数料が1,050円で売上は1,950円ということがわかりますね!
月額制度や掲載料金はなく、注文を受ける度に手数料を支払う仕組みとなります。
たくさんの注文を受けるほど支払う手数料も高くなってしまうのが欠点ですね…。
COTOLの手数料
COTOLは株式会社リザープリングが運営するテイクアウト予約サイトです。
会社は東京都港区にあります。
期間限定販売や数量限定販売などが簡単にできる点が特長です。
COTOLは月額制度を導入しており、開始する際は初期費用がかかります。
オプションなしでかかる料金は以下の2点です。
・初期費用:50,000円
・月額費用:30,000円
・従量課金:301件から100件ごと3,000円
注文管理・商品管理・受取日時管理の3つの機能が使えます。
また、オプションを選ぶことができその都度月額料金がプラスされます。
・複数受取場所設定(複数拠点):月額3,000円(10点)
・クレジットカード決済:月額3,000円
・注文情報出力:月額3,000円
・管理画面のIP制限:月額3,000円
オプションはいつでも追加したり取り消したりすることが可能です。
食べログテイクアウトの手数料
食べログテイクアウトは株式会社カカクコムが運営しているテイクアウト予約サイトです。
株式会社カカクコムは東京都渋谷区にある会社です。
日本最大級のグルメサイト「食べログ」の姉妹サイトで、全国どこでも利用可能です。
サービスの利用料は0円と設定されており、経営の厳しい飲食店でも利用できますね!
販売手数料は1オーダーあたり9%、カード決済手数料は2.6%からになっております。
カードの種類によっては2.6%以上の手数料がかかってしまうため注意が必要です。
販売手数料はオーダーの金額によって変動しますが、注文を受ければ受けるほど手数料がかかってしまいます。
コストが少しかかってしまいますが、月間総PV数は20億を超えておりPR効果も充分にあるので登録するメリットはありますね!(2019年6月の実績)
menuはmenu株式会社が運営しているテイクアウト予約アプリです。
menu株式会社は東京都新宿区にある会社となってます。
初期設定費・サービス利用料・カード手数料・振込手数料がかかってきてしまうアプリです。
・初期設定費:50,000円
・サービス利用料:10%
・カード手数料:3%
・振込手数料:440円
しかし、コロナウイルスの影響や飲食店の状況を見て2022年まで初期設定費・サービス利用料・カード手数料が無料になっています!
menuデリバリーは対象外で、menuテイクアウトのみのキャンペーンです。
テイクアウト.co.jpの手数料
テイクアウト.co.jpは株式会社サンネットが運営しているテイクアウト予約サイトです。
元々手数料がかかるテイクアウト予約サイトでしたが、コロナウイルスの影響と飲食店の状況を見て2021年12月より1年間の期間を設けて手数料無料へ。
しかし、さらに感染が広まるコロナウイルス・閉店が相次ぐ飲食店を見て永年無償化になりました。
つまり、手数料が無料でテイクアウト予約サイトを利用できるのです!
もちろん、初期費用・掲載料金なども無料。
テイクアウト.co.jpは広告で利益を生み出すため、手数料・掲載料金・初期費用無料が実現できています。
対象地域は全国でどんな飲食店も登録することが可能です。
商品の掲載点数に上限がないので、飲食店で出しているテイクアウト商品を全て登録することができますよ!
テイクイーツの手数料
テイクイーツは株式会社ランプが運営するテイクアウト注文サイト・アプリです。
2020年6月にリリースされたばかりのサービスで、シンプルで使いやすく店舗オリジナルの予約サイトが作れると話題です。
テイクイーツは初期費用なし、月額制度も導入しておらず決済手数料と振込手数料しかかかりません!
・オンライン決済:1回の注文につき11.6%
・店舗決済:1回の注文につき8%
・振込手数料:440円
顧客がオンライン決済を選択した場合は翌月の月末に支払われます。
支払い金額・銀行口座に関係なく振込手数料は440円かかります。
しかし、入金額が5,000円を超えないと振込みができず、さらに翌月へ持ち越しとなるので注意してください!
PICKSの手数料
PICKSは株式会社DIRIGIOが運営するテイクアウト注文・決済アプリです。
株式会社DIRIGIOは神奈川県横浜市にある会社となっています。
PICKSではライトプラン・スタンダートプラン・プロフェショナルプランの3つのプランを用意しており、手数料や初期費用などが異なります。
ライトプランは最も安価なプランです。
・初期費用:30,000円
・手数料:オーダー額の10%
・サポート、特典、基本使用料なし
安価ですがその代わりサポートや特典などが一切なく、飲食店側で全て1から設定しなければなりません。
スタンダートプランは最も人気なプランです。
・基本使用料:5,000円
・手数料:オーダー額の3%
・オリジナルカードやハガキの作成特典あり
・サポート、初期費用なし
毎月の使用料がかかってしまいますが、代わりに初期費用免除・手数料が3%という特典つきです。
プロフェショナルプランは最も高いプランですがサポートも特典も充実しています。
・基本使用料:10,000円
・手数料:オーダー額の0.9%
・メニュー登録サポート、オリジナルのカードやハガキの作成、サポートスタッフによる支援あり。
基本使用料がスタンダートプランの2倍ですが、特典がかなり充実しているのが特長です。
テイクアウト予約サイト7社の手数料まとめ
テイクアウト予約サイト・アプリ7つの手数料などを紹介しました。
ここで全てのサイト・アプリの手数料をおさらいしましょう!
サービス名 | 初期費用 | 手数料 | 月額制度 | その他 |
UberEats | なし | 35% | なし | |
COTOL | 50,000円 | なし | 30,000円3,000円(複数拠点・10点まで)3,000円(クレジットカード決済)3,000円(注文情報出力)3,000円(管理画面IP制限) | 従量課金(301件から100件ごと3,000円) |
食べログテイクアウト | なし | 9%2.6%~(クレジットカード決済) | なし | |
テイクアウトアプリ menu | 50,000円 | 10%3%(クレジットカード決済) | 振込手数料440円 | |
テイクアウト.co.jp | なし | なし | なし | なし |
テイクイーツ | なし | 11.6%(オンライン決済)8%(店舗決裁) | なし | 振込手数料440円 |
PICKS(ライトプラン) | 30,000円 | 10% | なし | |
PICKS(スタンダートプラン) | 免除 | 3% | 5.000円 | |
PICKS(プロフェショナルプラン) | なし | 0.9% | 10,000円 | 特典あり |
※munuは2022年まで全ての費用が無料。
比較をしてみると手数料のみを貰っているサイトや初期費用・月額でお金がかかってしまうテイクアウト予約サイトなどがありますね。
1つのテイクアウト予約サイトを除き、全てのテイクアウト予約サイトが初期費用・手数料・月額料金などを徴収しています。
menuは2022年まで全ての料金が無料となっていますが、2022年までにコロナウイルスが収束しているとは思えません。
コロナウイルスの影響で売上が伸び悩んでいる飲食店はなるべく低コストでテイクアウト予約サイトを利用したいですよね。
今回紹介した7つのテイクアウト予約サイト・アプリの中では「食べログテイクアウト」「テイクイーツ」がコストをかけずに始められるテイクアウト予約サイトだと思いました。
しかし、この中で1つだけ全ての料金が永年無料のテイクアウト予約サイトがあることに気づいていましたか?
オススメはテイクアウト.co.jp!
今回紹介した7つのテイクアウト予約サイト・アプリの中で1つだけ「テイクアウト.co.jp」というテイクアウト予約サイトが初期費用・手数料・月額料金が全て無料のサイトでした!
テイクアウトアプリmenuのように期間があるわけではなく、永年無料を謳っています。
テイクアウト.cp.jpは元々手数料を徴収しているテイクアウト予約サイトでした。
しかし、コロナウイルスの影響で苦しみ閉店が相次ぐ飲食店を見てきて「サポートをしたい」という思いから永年手数料無料へ変更したそうです!
対象地域は全国
テイクアウト.cp.jpの対象地域は全国です。
日本国内の飲食店ならどこでも無料でテイクアウト予約サイトへ登録できます。
テイクアウト予約サイト・アプリの中には地域が限定されているサービスもあるため、全国対象なのはとても良いですね!
登録店舗数は少なめ
現在は登録店舗数が少なく、茨城県を中心に東京都や千葉県など都市部の飲食店が登録しています。
そのため、ライバル店が少なくリピート客獲得のチャンス!
特に、まだ登録されていない茨城県・東京都・千葉県・埼玉県など以外の都道府県はお客様を1人占めすることも可能です。
テイクアウト.co.jpの登録店舗数が増えてくるとお客様の注目を集めることが難しくなってきます。
登録店舗数の少ない今のうちにテイクアウト.cp.jpに登録しリピート客を獲得しましょう!
まとめ
テイクアウト予約サイト・アプリ7つの手数料比較でした。
いかがでしたか?
サービスによって料金がバラバラでしたね。
安価なサービスはサポートがないものが多く、高価なサービスはさまざまな特典がついてるケースが多かったです。
7つのサービスの中で手数料などが安価だったのは「食べログテイクアウト」「テイクイーツ」でしたね。
逆に、手数料が高めだったサービスは「COTOL」「PICKS」でした。
テイクアウトアプリmenuも初期費用・手数料。振込手数料がかかってしまい高めですが2022年まで0円となっています。
キャンペーン中にmenuに登録すると初期費用なしで始められます。
今回紹介したテイクアウト予約サイト・アプリの中で唯一、永年手数料無料だったサービスは「テイクアウト.cp.jp」でした!
もちろん、初期費用・掲載料金・月額料金がかかりません。
コストをかけずにテイクアウト予約サイトの利用ができるのでぜひ登録してみてください!